白青黒緑について

昨日ツイッターで「分かりやすい文章」ってのが話題になったので、自分の今までの記事を見返したのですが、分かりにくい事この上ない。
というのも、読み手がある程度の構築の仕方(自分と同じような構築の仕方)が分かっているのを前提に書いた文章なので、分からない人はさっぱりでしょう。


そこで今回はPSで今最も熱いであろう白青黒緑シュバルを出来る限り分かりやすく、丁寧に紐解いていこうと思います。



まず、シュバルがなぜ流行しているのか
言い換えればPS環境においてシュバルを使う利点を挙げていきます。


全てのカードゲームに言えることですが、対戦において一番重要なのは「アドバンテージを相手よりどれだけ取れるか」です。


PS環境で流行しているデッキに

GENJI
赤緑
NEX

白青黒緑超次元
青黒緑超次元
青黒赤緑超次元
白青黒超次元
があります。
アドバンテージの考え方は2つあって、「一部を見るか」「全体を見るか」です。


上に挙げたAグループは一部のアドバンテージ、つまり場のアドバンテージのみを考えたデッキです。
デュエルマスターズはマナを支払ってカードをプレイするので、極端な話手札が30枚あってもマナがなければ何も意味が無いわけですね。
ですから、Aグループは手札のアドバンテージを無視して、そのアドバンテージを使われる前に決着を着ける事を目標としたデッキです。


次にシュバルを含めたBグループですが、こちらはAグループのように場だけではなく手札、マナも含め全体で相手とのアドバンテージの差を広げるデッキです。
紆余曲折しましたが、今回取り上げたシュバルは、その「相手とのアドバンテージの差を広げるカード」を多く搭載出来る事が利点だと思っています。



具体的に例を挙げると
超次元ドラヴィタ・ホール
ロスト・ソウル
超次元バイス・ホール
超次元ガード・ホール
などです。
超次元呪文自体が少々オーバースペックなコストパフォーマンスですが、その中でも上記3種は群を抜いて強力です。
一枚ずつ解説すると
ドラヴィタ・ホールは、まず呼び出せるサイキッククリーチャーが強力、且つ豊富で出せる範囲だけなら最強の超次元呪文と言ってもいいでしょう。
更に呪文回収の能力ですが回収先がエナジー・ライトといった、これまた1枚でアドバンテージを取れるカードなので、書いてある事以上の働きが見込めます。
次に発売当初は日の目を見ることの無かったバイス・ホールですが、今ではドラヴィタ・ホールと肩を並べても良いくらいだと評価しています。
それもひとえにPS環境に現存する殆どのデッキが超次元を主体として、呪文に重きをおいた構築になっているからです。
つまり抜ける範囲が呪文だけであろうと、気になる場面が少ないということですね。
更には出せるサイキックの範囲がドラヴィタ・ホールと同様に、非常に広く局面に合った展開が出来るのが強さの要因です。
後は副次的なものとしてしか見ていませんが、PS環境のある種のラインである7コスト(ロスト・ソウル、ガード・ホール)より1コスト低いのも良いですね。
最後にガード・ホールですが、何度も言うようにPS環境は超次元呪文を多様するデッキが大半を占めています。
その中で相手のサイキックを消しつつ自分のサイキックを展開出来るというのは、語らずとも強さが分かるでしょう。



以上三種の超次元呪文に加えロスト・ソウル、更にPGやデルフィン等を搭載出来る点で
当然ですが他の超次元のデッキよりデッキパワーが高くなります。


繰り返しますが相手よりアドバンテージを取るという事は相手より沢山のパワーカードを使用するという事に言い換えられます。


まとめるならば白青黒緑超次元は勝つ為の非常に理にかなったデッキだと言えます。




おわり